マイナス金利導入の影響でしょうか。
住宅ローン「フラット35」の金利が下がっているようです。
【「フラット35」の金利最低に】住宅金融支援機構が住宅ローン「フラット35」の5月の金利を発表。融資を始めた2003年10月以降で最も低い金利となった。 https://t.co/Pn1s1kBlIq
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2016年5月2日
35年間、金利1.08%で借りることができるのは確かに低いですね。
この金利で35年間、2,000万円を借りると次のような数字が出ます。
毎月の返済額 5.8万円
返済総額 2,403万円
※元利均等払い、毎月一定額を返済の場合
家を買うことを決めているのであれば、このタイミングで買うという決断をするのも良いかもしれません。
住宅ローンにもいろいろな種類があります
ただし、住宅ローンにもいろいろな商品があって、このフラット35が必ずしもお得であるとは限りません。
見た目の金利は確かに低いですが、住宅ローンを組む際に必要な経費は金利の支払いだけではありません。
金融機関に支払う手数料や、団体信用保険の保険料、保証料などがあります。
見た目の金利の低さに釣られて契約したは良いけど、他の住宅ローン商品の方がお得だったというような例も少なくないようです。
マイホーム自体も大きな買い物ですが、住宅ローンにかかる費用というのも借入額が大きいだけに相当な額になります。
契約の際には慎重な検討が必要になるでしょう。
金額が大きいだけに、しっかり検討することで得られる効果も多大な物になるかもしれません。
しっかり勉強しておきましょう。
そもそもマイホームは必要なのか?
「マイホームを買うと決めているのであれば」という前提で話を進めましたが、買わないという選択肢もあるということを忘れてはいけません。
家は必ず自分で所有しなければならないというわけではなく、賃貸住宅に住むという選択肢もあります。
上の例で挙げたように、低金利とは言え、利息の額は400万円を超えるのです。
また、35年後まで安定した収入があるかどうかは予測できません。
ローンを返済できなくなるという可能性がないわけではありません。
また、災害により家が消失するという可能性もあります。
「持ち家派」と「賃貸派」の論争は古くから行われているようで、それぞれにそれなりの説得力がある意見が出されています。
最終的にどんな結論を下すかは各個人のライフスタイルや考え方にゆだねられることになります。
大きな買い物ですので、まずはそこから検討をする必要がありますね。
ちなみに私は、今のところ賃貸派です。