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「防寒対策」は日本語の使い方として正しいのか

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こんにちは。ユウです。

ついこの間まで暑かったのに、すっかり寒くなってしまいましたね。

この季節になるとテレビなどでは防寒対策の特集が組まれます。

具体的な寒さへの対策は大手のメディアにお任せするとして、私が気になるのは「防寒対策」という言葉自体です。

この言葉、日本語の使い方として正しいのでしょうか?


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防寒とは

防寒対策という言葉は、防寒対策を組み合わせたものであることは間違いないでしょう。

まず、防寒とは文字どおり寒さを防ぐことです。

広辞苑によると次のとおりです。

ぼう‐かん【防寒】バウ

寒さをふせぐこと。「―衣」「―具」


対策とは

続いて対策の意味は次のとおりです。

たい‐さく【対策】

1 相手の態度や事件の状況に応じてとる方策。「―を講ずる」「―を練る」「インフレ―」

2 (タイシャクとも。策(木の札)に書かれた問題にこたえる意) 古代中国や律令制下の官吏採用のための論文試験で、課題に答えて漢文の作文を提出すること、またその答案。

ここでは1の意味になります。

例にある「インフレ対策」という使い方では、インフレにならないよう策をとるということになります。


防寒対策とは

同じように考えると防寒対策は、寒さを防ぐことにならないように策をとるということになってしまいます。

つまり、寒いままであるようにするということですが、そんな意味であるはずがありません。


テレビの特集などで使われている防寒対策という言葉の意味は、寒いという状況に応じてとる方策ということでしょう。

重ね着の仕方やマフラーの使い方などが紹介されていることから、そうであることは明かです。

単純に、寒さを防ぐための策という使い方です。


正しい使い方なのでしょう

防寒対策という言葉は天下のNHKでも使っているようです。

さすがに誤った言葉を繰り返し使ったりはしないでしょうから正しい使い方なのでしょう。

他にも防犯対策防災対策など類似の言葉も一般的に使われています。

言葉って難しい。