こんにちは。ユウです。
核心を突いた的確な発言をしたときなどに「その発言は的を得ている」という言葉が使われることをよく見聞きします。
これは典型的な言葉の誤用です。
的を射る
正しい使い方は「的を射る(まとをいる)」です。
そう、弓矢で的を射ることから来ています。
意味は広辞苑によると次のとおりです。
的を射る
物事の肝心な点を確実にとらえる。「的を射た発言」
当を得る
似た言葉に「当を得る(とうをえる)」というものがあります。
こちらは文字どおり、「当たっている」ということですね。
広辞苑で意味を確認しておきましょう。
当を得る
道理にかなっている。「当を得た発言」
混同してしまいがち
「的を射る」と「当を得る」という同じような意味の言葉があって、音も「いる」と「える」で似ています。
そのため、「的を得る」と混同してしまう人が多いのでしょう。
誤って使っていると、恥ずかしい思いをしてしまう可能性もありますので、言葉は正しく使いたいですね。