こんにちは。ユウです。
言葉に関する勘違いというのはよくあるものです。
同音異義語や聞き間違いなどもありますので、音を聞いただけだと勘違いも起こりやすいです。
マットレスのベッド
私が長らく勘違いしていた言葉に「マットレス」があります。
マットレスのベッドというのはマットがないベッドのことだと思っていました(^^;)
正しくはマット(マットレス)があるベッドのことですが…
○○レスは○○less
コードレス(コードがない電化製品など)やキャッシュレス(現金を使わない決済)というような言葉があります。
「○○レス」という言葉には「○○がない」という意味で使われることがよくあります。
英語の「○○less」から来た外来語ですね。
lessという接尾語を付けて「○○がない」というような意味になります。
マットレスはmattress
マットレスという単語は英語ではmattressです。
mattlessではなかったようです(^^;)
「学研 パーソナル英和辞典」によると次のように書かれています。
mat・tress
{名詞}マットレス.
そのままですね…
カタカナでは「r(アール)」と「l(エル)」の区別ができないことが勘違いの原因の一つですね。
マットはmat
じゃあ、マットというのはマットレスの短縮形なのかと思いきや、そうでもないみたいです。
matという単語もきちんとあるようです。
同じく「学研 パーソナル英和辞典」より。
mat
{名詞}マット,むしろ;(玄関の)靴ぬぐい;(花瓶などの)下敷き.
mattressは日本語でマットレス、matは日本語でマット。
どないやねん!
マットレスとマット
日本語のことは広辞苑で調べてみましょう。
ちゃんと載っていました。
マットレスは次のとおりです。
マットレス【mattress】
ベッドの上や敷布団の下に敷く、弾力のある厚い敷物。
そして、マットは次のとおり。
マット【mat】
1 玄関や部屋の入口などに置き、履物の泥を拭うための敷物。くつふき。
2 床ユカなどに敷く敷物。また、布団の下に敷く、弾力性のあるもの。
3 運動競技用の厚い布製の敷物。
マットレスの方には「ベッド」という記載がありますが、マットの方には「布団」としか書かれていません。
ベッドの上に敷くのは、正しくはマットレスなのかもしれません。
マットもマットレスも、もともと同じようなものを意味する言葉のようです。
言葉は短いものの方が好まれるので、マットが広く普及したのかもしれませんね。
やっぱり言葉って難しい。