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「トライアンドエラー」じゃなくて「トライアルアンドエラー」

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こんにちは。ユウです。

わりとよく使われるカタカナ語に「トライアンドエラー」という言葉があります。

細かいことが気になる性格なもので、以前から気になって仕方がありませんでした。

正しくは「トライアルアンドエラー」ですよね?

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日本語では試行錯誤

受験生時代に「trial and error」は、日本語に訳すと「試行錯誤」だとおぼえた記憶があります。

それをカタカナで表せば「トライアルアンドエラー」となります。

「トライアンドエラー」ではありません。

英和辞典で調べると

念のため『学研 パーソナル英和辞典』で調べてみると、「trial and error」はあるけど、「try and error」は見つかりません。

文法的には、errorという単語は名詞ですので、それと並列に表記されるのは名詞です。

trialは名詞で、tryは動詞(名詞として使われる場合もあるようですが)。

したがって、文法的にも「トライアルアンドエラー」が正しいと言えるでしょう。

「細かいこと」で済ませてはいけない

おそらく「トライアンドエラー」の方が短くて言いやすいから、そのような言い方が広まったのでしょう。

細かいことですので「気にしても仕方がない」という気持ちも理解できます。

しかし、英語としては通用しない和製英語の氾濫について私は強い懸念を抱いています。

それは英語を学習する人にとっては害悪でしかないと考えるからです。

英語を話す際に、誤っておぼえた和製英語を使っても外国人には通じません。

「トライアンドエラー」程度なら単なる言い間違いで済まされるかもしれませんが、英語としては全く通用しない和製英語はたくさんあります。

小学校で英語を必修化しても、日常生活においてヘンな言葉を身につけてしまったら台無しになることでしょう。

「細かいこと」と簡単に済ませていては、大変なことになるかもしれません。