こんにちは。ユウです。
リオデジャネイロ五輪は大会8日目が終了しました。
この日は柔道最終日。
陸上競技も始まって、見たい気持ちは山々なのですが、体力的なものもありますので、観戦は柔道に絞りました。
その代わり、日本人選手の試合はすべてを見届けました。
予選
男子100kg超級には山口県下関市出身の原沢久喜選手が登場。
絶対王者フランスのリネール打倒に期待がかかります。
初戦は落ち着いた試合運びで優勢勝ち。
2回戦はちょっと消極的にも思える試合展開で指導を奪われリードされます。
しかし、その直後に放った大内刈りで見事に一本勝ち。
準々決勝は露骨に組み手を嫌う相手に指導4つが与えられ反則勝ち。
女子78kg超級には山部佳苗選手が登場。
こちらも順当に準決勝まで勝ち上がります。
準決勝・決勝
原沢選手の準決勝の相手は北京五輪の決勝で石井慧選手と戦い銀メダルを獲得したタングリエフ選手。
ベテランの強豪選手です。
とは言え、日本柔道界のエースになった原沢選手の敵ではありませんでした。
見事に勝って決勝進出。
いよいよリネール選手との対決です。
序盤からいきなり指導を奪われるという厳しい展開。
その後もまともに組ませてもらえず、さらに2つ目の指導を奪われます。
リネール選手は厳しい組み手で原沢選手に良いところを持たせず、お互いにコレといった技の出ない展開。
リネール選手が組む気がないように見えましたが、審判はなかなか反則を取りません。
しばらくたってようやくリネール選手に指導が与えられたかと思うと、直後に原沢選手に不可解な指導。
全く理解できない指導で、解説者も不満を口にしていましたが、さすがにこれは取り消されました。
結局、そのまま時間切れで指導1つの差でリネール選手の逃げ切り勝ち。
原沢久喜選手は銀メダルを獲得し、柔道男子は全階級でメダルを獲得したことになります。
後味の悪い試合でした。
リネール選手の試合運びは勝ちに徹したものなので、あのような戦い方もありだと思います。
納得いかないのは審判。
とても公平なジャッジをしているとは思えませんでした。
山部選手は準決勝で惜しくも敗れ、3位決定戦に回り、見事銅メダルを獲得。
女子も7階級中5階級でメダルを獲得するという活躍でした。
これで柔道の全日程が終了。
ロンドン五輪での屈辱の結果からよくここまで立ち直ったと思います。