こんにちは。ユウです。
人間の能力を評価する指標の一つとして学歴があります。
学歴は人の評価に役立つのかどうかという論争は今も昔も行われています。
生き方は多様化しています
最近は、「学歴は重要ではない」という論調が強まってきているように感じます。
いろいろな生き方が広まって、多様性が求められているからでしょうか。
高学歴の弁護士が低所得だったり、そうではない起業家が大きく成功し、メディアを騒がせたりもしています。
学歴が重要かどうかはどのような人生を歩むかにより異なるということでしょう。
“安定”を求めるなら学歴は重要
大企業のエリート社員やキャリア官僚など、いわゆる”安定”を求めるのであれば、やはり学歴は重要になるでしょう。
なぜなら、”いい大学”を出ていなければ、それらの道への門をくぐろうにも、門前払いとなる可能性が高いからです。
財務省(旧大蔵省)出身の経済評論家・高橋洋一さんによれば、財務省のキャリア官僚の間で学歴を尋ねるとき、「学部はどこですか?」という聞き方をするそうです。
東京大学を卒業していることが前提だからそのような聞き方になるとのこと。
そのような世界では、学歴は重要であると言わざるを得ないでしょう。
このような採用システムは多くの学生の中からより優秀な学生を採用するためには合理的です。
勉強ができることと優秀であることが必ずしもイコールであるとは言えませんが、優秀な人が勉強をすればおそらく良い成績をあげるであろうことは想像がつきます。
ということは、勉強ができる人が優秀である可能性は、勉強ができない人が優秀である可能性よりも高いでしょう。
しかし、大学卒業時点での評価がその後、ほとんど見直されることもなく何十年にもわたり影響するというところには問題があると思います。
そのあたりが、学歴重視に批判が絶えない理由でしょう。
もっとも、今の時代は大企業や役所に入ることが安定とも言えなくなってきていますが。
肩書きに頼らず腕一本で生きていくなら
一方、肩書きに頼らず腕一本で生きていくのであれば、学歴は重要ではないでしょう。
業種によっては高学歴であるに越したことはない場合もあるでしょうが、多くの場合そのような人に求められるのは肩書きよりも実力だからです。
起業するに際して、低学歴であることは不利ではありませんし、高学歴であることは有利でもありません。
プロゲーマーという職業が存在したり、趣味が高じてその道の評論家になったりと、もともとは遊びであったことがが仕事になるような時代です。
机にかじりつく勉強以外にも将来に役立つことはたくさんありそうです。
学歴を重視する人は減らない
これから進学しようと考える人や、子育てをする人は進学した後にどのような道を歩むのか、または歩ませたいのかを考慮して進路選びをするのが良いです。
闇雲に高学歴を求めてもお金や時間を無駄にすることになるかもしれません。
ゴールから逆算するように考えるとうまくいく場合が多いです。
とは言え、子供のうちから将来の目標を決めるというのもなかなか難しいかと思います。
そのような場合は、より選択肢を残しておけるという点で、学歴を付けておいて損はありません。
というわけで、日本の社会においては安定を求める人が多いので、学歴を重視する人はあまり減らないでしょうね。