FP技能検定は3級、2級、1級すべて独学でOK!

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こんにちは。ユウです。

先日、友人と話をしていると「FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格試験を受ける」と言っていました。

たまたま私は1級ファイナンシャル・プランニング技能士FP技能検定1級合格)の資格を持っていて、資格取得講座の講師をしていたこともあるので、受験についてアドバイスをしました。

同じようにこれからFPの試験を受けようという人の役に立てればと思い、FP技能検定についてまとめておきます。

FP技能検定とは

FP技能検定は、正式にはファイナンシャル・プランニング技能検定といいます。

技能検定とは、厚生労働省により次のように説明されています。

技能検定制度について

技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で127職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。

FP技能検定は、ファイナンシャル・プランニングに関して一定のレベルの知識を持っていることを評価する試験だということです。

FP技能検定には3級、2級、1級の3段階があり、数字が小さいほど上級の試験ということになります。

各級の検定試験については次のとおりです。

きちんと勉強すれば、1級まですべて独学でも取得可能なので頑張ってください。

3級

3級は基本的な知識を問う試験です。

受験資格

受験資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」です。

したがって、誰でも受験可能です。

出題形式

試験は学科試験実技試験があります。

実技試験といっても、ペーパーテストです。

学科試験が基本問題、実技試験が応用問題というように考えていただけば良いです。

出題形式は学科試験が○×式30問、3択式30問、実技試験はすべて3択式です。

主催団体

試験を実施する団体が、

  • NPO法人 日本FP協会
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会

と2つあります。

学科試験は共通ですが、実技試験の内容が異なります。

どちらの試験に合格しても同じ3級FP技能士の資格が得られて価値は同じです。

どちらかといえばNPO法人 日本FP協会の試験の方が易しい傾向にあるようです。

合格基準

合格のためには学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。

合格基準はどちらも60%以上です。

○×式または3択式ですので、それほど難しいものではありません。

とは言え、近年は合格率が低下傾向にあるようですので、侮れません。

試験対策

試験対策は、市販のテキストと問題集を1冊ずつやれば十分です。

2級

2級はやや高度な知識を問う試験です。

受験資格

2級は3級と違って誰でも受験可能というわけにはいきません。

次のような受験資格が定められています。

  • 3級技能検定の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

この4つのいずれかを満たしていれば受験可能です。

実務経験がなく、独学の場合は3級に合格してから受験することになります。

実務経験については、わりと幅広く認められるようです。

詳しくは下記を参照してください。

実務経験について(一般社団法人 金融財政事情研究会のHP)

出題形式

2級も3級と同じく学科試験実技試験があります。

学科試験は4択式のマークシート方式、実技試験は記述式の筆記試験です。

主催団体

こちらも3級と同じです。

試験を実施する団体が、

  • NPO法人 日本FP協会
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会

と2つあります。

学科試験は共通ですが、実技試験の内容が異なります。

どちらの試験に合格しても同じ2級FP技能士の資格が得られて価値は同じです。

どちらかといえばNPO法人 日本FP協会の試験の方が易しい傾向にあるようです。

合格基準

合格のためには学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。

合格基準はどちらも60%以上です。

試験対策

市販のテキストと問題集に加えて、過去問題集をやればOKです。

AFPを目指す人はAFP認定研修が2級の対策になりますので、そちらを受講するのが効率的です。

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1級

1級は学科試験と実技試験が分かれています。

基本的には学科試験合格→実技試験という流れになります。

1級学科試験

まずは学科試験から説明していきます。

受験資格

  • 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

いずれか1つを満たしていれば受験することができます。

つまり、実務経験がなければ1級の学科試験を受けることはできないのです

独学の場合は、2級経由で1級に臨むか、5年以上の経験があるならいきなり1級の受験も可能です。

(参考)

実務経験について(一般社団法人 金融財政事情研究会のHP)

では実務経験がなければ1級は取れないのかというと、そういうわけでもありません。

実務経験なしで1級の学科試験を受けずに1級の実技試験を受験する方法があるのです。

日本FP協会のCFP資格審査試験を経由して実技試験に臨むという方法です。

その方法については別途説明します。

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出題形式

4択式のマークシート方式と記述式の筆記試験です。

主催団体

1級学科試験の主催団体は、一般社団法人 金融財政事情研究会のみです。

合格基準

60%以上です。

3級、2級と同じく合格基準は60%以上ですが、合格率は概ね十数%、2016年9月の試験に関しては4.84%という低さです。

FPの試験の中では最難関と言って間違いありません。

試験対策

最難関とは言っても、独学で合格は可能です

検定試験の1級というと難しいというイメージがありますが、FP技能検定の1級はそれほどでもありません。

例えば私は英検2級や日商簿記検定2級を持っています。

英検1級はとても合格できる気はしません。

日商簿記検定1級は頑張ればなんとかなるかなという気はしますが、必要な勉強時間を考えると頑張ろうという気になれません。

それでもFP技能検定の1級は頑張って合格できました。

英検1級や日商簿記検定1級に比べると、FP技能検定の1級は簡単だと思います。

使用する教材は市販のテキストと過去問題集です。

テキストは2級のもので十分です。

1級とはいえ出題範囲は2級、3級とそれほど変わりません。

ただし、求められる知識の精度がより高度です。

2級のテキストでは見たこともないような問題も出題されますが、そんな問題は解けなくても大丈夫です。

60%の得点で合格できるわけですから。

そんな出題されるかどうかもわからないような難しい知識を詰め込むよりも、基本的な内容を正確に押さえることが重要です。

3級の内容を完璧にしておけば、1級の学科試験合格は可能です。

「3級の内容を完璧に」というのは3級の試験で100点が取れるということではなく、テキストの内容を完璧に理解しているレベルです。

1級実技試験

次に実技試験についてです。

受験資格

  • 1級学科試験の合格者
  • 「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会のCFP認定者
  • 日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者

いずれか1つを満たしていれば受験することができます。

言い方を変えれば、下3つに該当する人は1級の学科試験が免除されるということです。

(参考)

実務経験について(一般社団法人 金融財政事情研究会のHP)

実務経験がない場合は日本FP協会のCFP資格審査試験に合格することで、1級の実技試験を受けることができます。

CFP資格審査試験については別途説明します。

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主催団体

1級実技試験は試験を実施する団体が、

  • NPO法人 日本FP協会
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会

と2つあります。

出題形式

日本FP協会と金融財政事情研究会とで出題形式が大きく異なります。

日本FP協会

記述式の筆記試験で、「択一」「語群選択」「空欄記入」「論述」の各形式を含みます。

400字程度の論述問題が1題出題され、その出来が合否の鍵を握ると言ってもよいでしょう。

その他の問題は2級程度の標準的なレベルの問題がメインです。

金融財政事情研究会

口述試問形式の試験です。

12分程度の面接を2回おこない、それぞれが100点満点で評価されます。

合格基準

いずれも200点満点中120点以上(60%以上)で合格です。

合格率は日本FP協会の試験が多くの回で95%程度(2016年は87%とちょっと低め)、金融財政事情研究会の試験が概ね80%程度となっています。

合格を優先するなら対策がしやすく、合格率が高い日本FP協会の試験を受ける方が無難でしょう。

私も日本FP協会の試験を受けて合格しました。

試験対策

日本FP協会の試験はこれまでに使ってきたテキストの復習と過去問題を解くことで対策可能です。

400字程度の論述問題がありますので、そのような形式に慣れておく必要があります。

1級学科試験と違ってほとんどの人が解けないような難問は出題されません。

金融財政事情研究会の試験は、口述試問形式という形ですが、FPに必要な知識が問われることに違いはありません。

これまでに勉強した内容の確認は必須です。

また、面接試験に慣れておくに越したことはありません。

対策本も販売されていますので、読んでおいた方が良いでしょう。

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